家を建てる時のトラブル事例と対策【完成(引き渡し)後】
事例:いざ完成した家を見たらイメージしていたものと違った
原因:その建設業者は今まで通りの施工をしただけで、頼む側の知識不足
対策:その建設業者の過去の施工事例を確認する
ただ金額面だけで…ただ営業マンがいい人そうだから…などなど、安易に建設業者を決めてしまった場合に発生する可能性が高いケースです。建設業者を決める際には総合的な判断が必要です。
「設計力・デザイン・価格・過去の施工事例」など金額も大事ですが、総合的に見て判断することが重要です。
確かにめんどくさいことだらけですが、建てた後に後悔したくなければ、一番力を入れるべき所です。
事例:いざ完成した家を見たら、打ち合わせと違う壁紙の色になっていた
原因:お互いの認識のズレ
対策:打ち合わせの都度「記録(議事録)」を取る。それを双方で持っておく
- 打ち合わせと違う色の壁紙
- 打ち合わせと違う建材
- 打ち合わせと違う間取り
このようなことが起きると必ず「言った・言わない」の討論になります。それが大きなトラブルに発展することもあります。
なので、こういった認識のズレを防ぐためにも必ず打ち合わせの時は「その時話したことを記録する。それは双方が保管する」ことをおすすめします。
これが後々のトラブル防止につながりますし、何より「証拠」になります。特に、一度決まってたことを変更する場合は絶対に記録を残すように心がけましょう。
もし、建設業者が記録を取っていなかったら記録するように頼むか、こちらの取った記録のコピーでもいいので渡すようにし、トラブルにならないように出来る限りの努力をしときましょう。
完成後の壁紙変更【実話体験談】
壁紙変更費用「2万円」でした。
中学生で勉強もするだろうし、壁紙は目に優しい薄い緑色にしました。しかし出来上がったのを見て愕然…「は?和室かよ!」と、誰もが口に出してしまうくらいの違和感がありました。色合いが畳の部屋の化粧壁みたいで、とてもじゃないけど洋風の家には不自然でした。
幸い、家全体的に白い壁紙にしたところが多く、余っていたもので貼り替えができるので材料代はかからず、人件費だけで済みました。それでも2万円無駄にしました。壁紙の色合いは本当に出来てみないとわかりませんね。
事例:希望入居日を伝えてあったのにその日までに入居できない
原因:そもそもが無理な予定作りだった
対策:余裕を持ったプラン作りをする
何かしらの期限があり、引っ越ししないと住むところがなくなる!といった場合、無理なスケジュールを組んでしまい、それがトラブルの元となる場合があります。
- 住宅に関する補助金・減税・控除
- 仮住まい・社宅の退去期限
無理なお願いをする可能性がある場合は、前もってそのことを建築業者に話し、その会社の繁忙状況を把握しておくことが重要です。
そもそもが無理なお願いをしているのに仕様の変更などがあると、さらに工期が延び希望入居日までに家が完成していない可能性は高くなります。
どうしてもという場合は、安心して希望入居日までに完成が見込める業者にするなど、次の一手を考えておくことも必要だと思います。